DeepDungeon:日本では略してDDと呼ばれることも。最初に実装されたのは『死者の宮殿』であったが、のちに『アメノミハシラ』というもう一つのDDが追加された。ここの記事では主に『死者の宮殿』をメインにすえたディープダンジョンとは何だろう、という記事となる。
ちなみに英語ではパレスオブザデッドの略でPOTDと略され、元ネタはタクティクスオウガというゲーム。一部BGMが流れたり、踏破の交換報酬にオーケストリオン譜があったりするのでファンなら欲しいところ。
※ この記事ではディープダンジョン:DD=アメノミハシラ、死者の宮殿の2つを指します。実際の攻略時の注意点に関しては別の記事にまとめてありますのでそちらを参照ください。

実装からはやX年……
金策としての魅力は大幅に薄れてしまったが、Lv60までのレベリング手段としては今でもトップの効率を誇る。いやもうレベリングとしてもトップじゃないんじゃないかな・・・。プレイヤーのレベルに関わらず、皆等しく遊べる…というものがコンセプトだったはずなのだが、独自のルールゆえに逆に初心者には近づきがたいものになってしまっている節も無きにしも非ず。
というわけで、この記事ではまずDDへチャレンジする初心者向けの記事として「死者の宮殿」をメインに一体どういうコンテンツなのかの導入について説明していきます。
昔DDマニアだった私が頑張って書いたであろう記事を、2020年5月に再編集しました。
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— FINAL FANTASY XIV (@FF_XIV_JP) April 28, 2020
ディープダンジョンって何?
ディープダンジョンは、突入のたびに地形が変わるダンジョンを攻略するバトルコンテンツです。プレイヤーはレベル1の状態でスタートし、成長を重ねながら最深階層を目指して進行します。その際、頼りになるのは「魔器装備」と呼ばれるディープダンジョン専用の装備と、「魔土器」と呼ばれる特殊なアイテムです。
要するに、ディープダンジョンは不思議のダンジョン的な【FF14ゲーム内のゲーム】のようなものです。DQ10経験者には「不思議の魔塔のサクサク行ける版」というと伝わりやすいかもしれません。
コンテンツ内ではレベルも別扱いになり、なんとセーブデータを使用してコンテンツ進度やパーティメンバー情報をチェックする形になっています。

アメノミハシラのセーブデータの1例 久しぶりに見たら悲しいことになっていた
2個しかないので3個目のプレイをしたい場合は1つのセーブデータを消さないといけません。
セーブデータのPT形式について
DDでは『固定PT』と『野良マッチング形式』の2つの進め方があります。固定PTはそのセーブデータで「同じメンバー且つ同じジョブ」で低層からずっと進めていく形式で本当に固定PTっていう感じのセーブデータ形式です。攻略中は魔土器(DD内アイテム)が層をまたいで共有されていくため有利ですが、まあ固定なので当然のことなのですが時間の都合とか人を集めるのがネックです。固定PT設定を解散してCFが使えるデータに変換することもできます。4人に満たないPTメンバー数でも突入することが可能です。
固定じゃない方は、CFを使って気楽に進めて行けるセーブデータのタイプとなります。が、突入するたびに魔土器が毎回リセットされて所持数0になりますのでそこだけは注意。同じ進度同士の人とPTを組んだ状態からCFを使って進むことも可能です。また、死者の宮殿の101階~とアメノミハシラ31階~はこのCFタイプのセーブデータで進めていくことはできません。
セーブデータに関してはこちらの記事を参照ください。
DDを遊ぶための条件
詳しくは以下の項目で説明していますが、1つ目のDDである「死者の宮殿」は、新生エオルゼア~蒼天のイシュガルドに属するコンテンツのためLv17あたりのカッパーベル関連のメインシナリオを終了したら導入クエスト後に遊ぶことができるようになるという敷居の低さが特徴です。
1階から50階までは参加するための条件がとても低く、システムさえ理解すればFF14でのレベルやジョブなど気にせず楽しく遊べるコンテンツで、PT内のロール指定もありません。
ゲーム内ゲームのような扱いなので、装備も強さも全く別になります。エオルゼア的装備やレベルは一切関係ないので、好きな格好をしてDDに行くことが可能です。ただし、剣術士/ナイトは盾を装備して行かないとDD内部でも盾を装備していないので注意してください。中で装備画面を開くことができないためミラプリの変更や装備変更、武器の非表示/表示、頭表示の非表示/表示の切り替えもできません。
死者の宮殿とアメノミハシラの大きな違い
参加可能条件と最高階層
死者の宮殿
- 新生エオルゼア「カッパーベル関連」のメインシナリオを終了したLv17から遊ぶことができるようになる。
クエスト:奇異なる地下迷宮 - 51階以降は蒼天のイシュガルドのプレイ権が必要+クエスト「深淵へ続く地下迷宮」
- コンテンツ内での最大レベル60。
- 地下に200階
- 但し101階から進むには 51階~固定PTで全滅無で進んでいく必要がある。野良ではいけない。
シナリオ的にはLv50のタムタラHardをクリアしてから遊ぶと背景にあるストーリーが理解できるようになりますので、余裕があればIDをクリアしてから死者の宮殿に行ってみることをおススメいたします。
アメノミハシラ
- 死者の宮殿50階踏破という条件があり、さらに紅蓮のリベレーターのメインシナリオをある程度進めたら遊ぶことができるようになる。
- コンテンツ内での最大レベル70。
- 地上に100階
- 但し31階から進むには 21階~固定PTで全滅無しで進んでいく必要があり野良ではいけない。
気軽に遊べるのは「アメノミハシラ」だと個人的には思っているのですが、参加するためには死者の宮殿50階という条件がついてくるっていうなんともいえない感じになっています。
死者の宮殿 分解図
こういう感じになっています。
1階もしくは51階から開始可能(=新規セーブデータ作成可能)。51階以降は蒼天のイシュガルドのプレイ権があること、50階をクリアすること、調査隊長から「深淵へ続く地下迷宮」のクエスト受注することで攻略することができるようになります。
大体10階層ごとに1コンテンツとなっており、大体プレイ時間は15分から30分程度です。つまり地下1階から100階を目指す場合、1コンテンツが平均15分くらいとした場合、単純に攻略だけで15*10=150分かかるということになります。(実際はマッチング待機などにもっともっと時間がかかります)
50階クリア、100階クリアで補足的なサブクエストが発生します。
エオルゼア界とは異なるルールで動いているダンジョンなので色々と覚えておいたほうが良いことが沢山ありますが、それはまた別の記事で。
1階層を進むための簡単なルール
階で必要な分の敵を倒す→転移の石塔が光る→光の輪の中に入る→次の階層へ
10階層ごとにボスがいる。
つまり、ダンジョンに入って敵をたおして転送装置アクティブにして、更に深く深くの階層へただひたすら進んでいくゲームです。
PT全員がサークルの中に入らないと転送装置は起動しないので、動かないなーと思ったらだれかがちょっと外に居たりする。大体3秒くらいで飛ぶ。敵に絡まれている時は起動しない。
転移の石塔のアクティブ度はマップのカギマークの色で分かり、青から薄いオレンジ→濃いオレンジになって光る。(となりにある葉っぱみたいなマークは戦闘不能の人を生き返らせる施設のアクティブ度)
全滅したらそのデータはセーブした地点まで巻きもどり、手に入れたアイテムや強化値も無かったことになる、悲しい。チャレンジ階層ではゲーム終了となりセーブデータを再度読み込むことは不可能、✖マークがついてもうデータを消すことしかできない。
DDを周回するメリット
DDに遊びに行くことで生まれる「良い点」のご紹介をさせていただきます。
1.Lv60未満時の経験値
10階層ごとにクリア経験値がもらえます。これがLv60あたりまでは本当に美味しい。Lv60以上は美味しくなくなるためレベリング目的ならば各種ルーレットやID、もしくはLv70までならばもう一つのDD『アメノミハシラ』へ行った方が良いと思います。
この記事を書いている現在で一番シャキるメジャーなところが51~60階ですが、ここのシャキ待ちがロール関係なく大概5分未満、かつ攻略が15分程度。なのに、クリア報酬でもらえる経験値がLv60までならばアーアマリーボーナスがあるとID1回分より多いことも。特にレベリングIDのシャキ待ちが長いDPSには、時間を考えると最高効率の経験値だと思われます。多分いまはここまでシャキらないのでは
2.アラガントームストーンの入手
Lv50~のジョブ/クラスで攻略すると、1回分の攻略報酬に詩学が追加されます。カンストジョブで攻略すると、最新のアラガントームストーンが手に入ります。
※Lv50未満の場合はアラガントームストーンは手に入りません
3.Lv60武器の入手
DDに通い内部で使用する専用武具の強化を積み重ねていくことで、独特のフォルムをしている武器を持ちだせるようになります。Lv70キャップの今では型落ちになってしまいましたが、ミラプリ用としても一部に人気が…あるかもしれない!(アメノミハシラだとLv70の武器となります)
死者の宮殿産の武器の紹介

余談ですが、踊り子の武器は蛍光灯のようです。
▼キンナ武器:パジャルを更に強化(+60/+60消費)

4.埋もれた財宝からの金策
DD内部では、埋もれた財宝というものが手に入ります。階層によりグレードが異なり、通常の攻略ですとG1もしくはG2が手に入ります。これを入口そばのNPCに鑑定してもらうことによりアイテムが手に入りますが、鑑定結果はランダムです。
埋もれた財宝G2:51-99階
パッチ4.0以降では金策としての魅力は大幅に減ってしまいましたが、行く人が減った現状ではミニオンや見た目装備はそこそこの値段で取引されているようです。
G2はマテリガ/ジャとHQレプリカアラガン装備が多めな印象。
G1鑑定結果
これはG1の埋もれた財宝を200個鑑定した記録です。
50階までしかない時代の統計ですので現在と異なる可能性もあります。(G2は統計をまとめておりません)

G1で手に入る家具とヘアカタログ
5.ゲルモラ土器片
50階/100階クリアの報酬 および DD内銅箱から稀に手に入るものです。土器片でしか交換できないミニオンやマウント、踏破状況によってはオーケストリオン譜との交換もできます。
6. LV60/Lv70を体験できる
DD内では現実(?)エオルゼア界とは別のレベル設定となります。ゆえに低レベルのジョブであってもLv60になれるため、Lv60もしくはLv70の使用感を体験することができます。クラスの場合はクラスのままですので、DD内でジョブアクションを習得することはできません。
7.おまけ 少人数でも行けるよ
[2020/05/05追記]
4人の野良マッチングやPTを集めるのが億劫だなあというのがDDに行かない理由なら、ちょっと待ってほしい。強化値を上げきった強さならペアで100階までなら到達することができますゆえに、ぜひ低層階で強化をあげてみたりしてお試しください。(30階ボスはLv50まであげないと全滅したのでレベルも大事)
ソロは運も絡むため、大きな声でオススメできません・・・w
まとめ:DDはいいぞ
レベル上げに、小遣い稼ぎの金策に!仲のいい人たちとの新しい遊びに!
これがLv17からできてしまうというのが凄いのです。
メリットばかりか、と言いますとそうでもなく、周回しすぎて作業感が半端なく心が死んでいく…だとか野良マッチングが最短効率主義傾向がある、というのもあります。これも初心者が入りづらい原因だと思います、難しい。
私の所属していたエレメンタルDCは英語率が高く、NO挨拶でさっさと終わったり死んでたり と割り切った感じがするので入り込みやすい感じがします(あくまで個人的な見解です) が、他の日本DCはどんな感じなのでしょうか。
とりあえず タクティクスオウガ好きには曲が聞けるという点だけでもオススメしたい。
公式サイトのガイド
すごく分かりやすいので一度は目を通しておくことをおすすめします。
ディープダンジョン関連目次
DDとは何ぞや?
DD内での基本1|概要<セーブデータ・武器強化・PT形態>
DD内での基本2|行動指針<罠・魔法効果・宝箱>
深層を目指す際の行動指針・考え方
死者の宮殿
50階ボス|51-70階|71階~100階ボスまで
101~120階|121階~140階|141~150階
151~160階|161~170階|171~180階