「FFシリーズをたくさん遊んできたよ!」という方々も、11と14だけは遊んでいないという方がいる。ちなみに私も11発売当時、オンラインだからという理由で遊ばなかったりした。
そういえば2年前に、初めてFF11を少し遊んだりしました
■ソロプレイについて
ちなみに2011年の記事になるけれどもGAMEwatchに「GDC 2011レポートなぜ人々はMMOをひとりでプレイするのか? 米国から最新報告」というものあり、決して一人で遊ぶことは負けではないということが述べられている。私もどちらかというと一人好きなので、なんだか分かる。
当サイトはFF14にフォーカスしているブログであるので、14に限った話をする。
FF14は私の中でもめちゃくちゃ評価が高いし、実際メタスコアは最新の拡張パッチである暁月は90という高い数値となっているので客観的に見ても面白いはず。これをオンラインだから、という理由で遊ばないのは勿体ないし、遊んでいるプレイヤーとしても悔しい。
そしてついに2022年4月のアップデートから、前述のような「オンラインはちょっと…」なプレイヤーに向けて「一人」で遊べるように改善されることになった。
これにより、FF14をちょっと触ってみようかな?と思う人の背中を押すことが出来れば嬉しいので、自分なりにまとめてみた。
一人遊びの「一人」とは
一人で遊ぶの「一人の定義」
オンラインゲームの世界は一人ではない
まず、FF14のようなMMORPG…つまりオンラインの世界でゲームをするということは、仮想世界に沢山のプレイヤーの分身(アバター)ともいえるキャラクターが沢山いる世界で冒険することとなる。どれだけ「一人で遊びたい」、と言っても沢山の人がいる空間を走ることになるのは絶対に避けることはできないのだ。
これはFF14の一番人が集まるであろう町、リムサ・ロミンサの22時頃の様子。
名前(水色のイニシャル表記設定)のある人は、全て操作する人がいる中の人がいるプレイヤーだ。人が沢山いる街をバーチャルで歩くような感じに近い。しかし現実と同じように、特にこちらからアクションをしたり変なことをしなければ、見ず知らずの人から不用意に絡まれることはほとんど無いので安心して走り抜けて欲しい。
今ではメタバースなどという言葉も聞くが、現実とは異なる別の仮想世界に住んでいるという感じ。様々な人たちが「暮らしている」のがFF14冒険の舞台である惑星ハイデリンだ。
以上を踏まえたうえで、一人で遊ぶの細かな違いを考えてみる。
A-『完全ソロ型』中身のいる人と全く関わらないタイプ
とにかく、人が操作しているキャラクターと関わりたくない。オンラインが嫌だというプレイヤーはこのプレイスタイルを望んでいる人が多いのではないだろうか。これをこの記事では『完全ソロ型』と呼称する。
B-『CFソロ型』主体的に、中身のいる人と関わらないタイプ
自ら積極的に人に声をかけたりせず、FF14内に組み込まれている便利なシステム(コンテンツファインダー:CF)を利用して自動でマッチングを行い、ストーリー進行にコンテンツをこなすスタイル。これをこの記事では『ソロCF型』と呼称する。会話は挨拶程度であり、知り合いも増えにくい。
このスタイルでも本当に知り合いが増えないので、ソロぼっちで遊び続けることは可能。このゲームでは主体的に人と関わっていかないと、基本的に知り合いは増えない。CFソロ型は基本的に1人で遊ぶことが主となる。
C-『人と遊ぶ』主体的に、中身のいる人と関わっていくタイプ
これは一人で遊ぶタイプではないけれども一応記載。
コンテンツをクリアするために、他人と話をしたりPTを募集したりして能動的に行動を起こしてプレイする型。当然ながらソロではなく、人とコミニュケーションをとることとなる。従来のネトゲ(MMORPG)型とも言える。
便利なオプションアイテム【冒険録】(別途料金)
課金によるブーストは、「ジャンピングポーション」、略して「ジャンポ」などとプレイヤーに呼ばれている。使う使わないは自由。
※この記事では使わない前提での一人プレイを考えている。
1人でプレイしたい人にとっては結構便利なアイテムが「オプションアイテム」として販売されており、そこそこのお値段がする。
具体的にこれらのアイテムでできることは、特定の拡張パッケージの開始時点までストーリーをすっ飛ばせたり、いきなり強くなってゲームを開始することが出来たりする。
冒険録 / ジョブの冒険録
1ジョブ2,750 円 (税込)。価格は2022.5.10現在のもの。
レベルを上げて一気に強くなることができる。装備とお金付き。
メリット:レベルと同時にジョブに対応する装備とゲーム内通貨も手に入る。レベルにもよるが、「制限解除」というシステムを使って低レベルのダンジョンを一人無双できる。
デメリット:いきなりスキルが増えるので、どう使っていいのか分からない。自らジョブの動きについて調べる必要がある。
ジョブクエストもスキップされるので、ジョブ関連の背景ストーリーが分からないまま強くなる。ジョブの背景やストーリーを知りたい場合は「つよくてニューゲーム」で再度クエストをすることとなる。話が分からなくても進行上は全く問題ないが、当然ながらジョブに対する思い入れがわきにくい。
冒険録 / メインクエストコンプリート
ストーリーを大きくスキップすることができる。飛ばすストーリーが長ければ長いほど料金も上がる。「お金」と「装備等と交換できるアイテム」が付いている。価格は2022.5.10現在のもの。
新生の冒険録 1,210 円 (税込)
蒼天の冒険録 1,650 円 (税込)
紅蓮の冒険録 2,200 円 (税込)
漆黒の冒険録 2,750 円 (税込)
冒険録でクエストクリア扱いになった後でもメインストーリーを再度やり直す「つよくてニューゲーム」というシステムがあるので、ジャンポでクリア済となっていてもストーリーを楽しむこと自体は可能。
メリット:パッチ6.1現時点ではどんなにレベルを上げても、仕様上の都合により一人では進行不可能なところを飛ばせる。(最大でPatch6.0:暁月のフィナーレの開始地点まで飛ばせる)
デメリット:シナリオは大きくスキップされてしまうので、ストーリーを追いたい場合は前述した「つよくてニューゲーム」やムービーの見直しをする必要がある。当然ながら没入感は得にくく、細かなストーリーも分かりにくい。初キャラ向きというよりサブキャラ向き。もしくはストーリーに全く興味がない方向け。
私個人としては、こちらはストーリーを楽しみにプレイする方には全くオススメできない、と思っている派。
というわけで、Patch6.1で一人で遊べるのはここまでだ!
『完全ソロ型』は新生編2.0クリアまで
現6.1パッチ次点だと、完全に一人で遊べるNPCコンテンツサポーターが対応しているのは2.0新生エオルゼア編のクリアまで。そのあとのダンジョンはまだ対応されていない。今後対応予定とのこと。
具体的には第68回PLL(FF14のお知らせ放送みたいなもの)にて
- Patch6.1~6.5にかけて全メインクエストID/討滅戦をコンテンツサポーター対応へ
- 8人討滅戦のみ、この期間では非対応、7.0以降で対応を検討
8人討滅戦
新生2.0以降は8人構成が必須の討滅戦が結構な数出てくる。パッチ7.0以降に8人に対応した完全ソロプレイ向けのコンテンツサポーターが実装されるかもしれないが『検討』という表現であり、実装されるまでに時間がかかるのではないだろうか。PLL内においても「一人で遊べる」という項目は『次の10年に向けて』という構想に入っているため、短期的にすぐソロで全部遊べるよ的なものではないだろう。
尚、8人PTでも4人PTでも、敵のレベルが低い場合はプレイヤー側の装備を最新まで強化することによって、突破することは可能(制限解除設定)。
24人アライアンスレイドの存在
メインシナリオを進めるには24人PT構成(3PT構成のため最低でも3人)が必須なダンジョン・クリスタルタワー関連のIDが3つあり、ここは恐らく完全ソロプレイに対応しない・できないのではないか?(結局ジャンポ必須?)
『CFソロ型』は暁月編6.1現行まで この先も多分ずっと
オートマッチングであるコンテンツファインダー(CF/英語だとDF)を使えばストーリーは全部遊べる。全部。全部ですぞ!!!
まとめ
2022年の4月から、新生部分の2.0ストーリーだけは完全ソロプレイで楽しむことができるようになった。この部分は昔よりも遊びやすく改修されているため、昔程のお使いストレスはない、と思う。多分。
一人遊び対応はメインシナリオ部分のみ。パッチ2.1以降は現在だと他人の助けや協力プレイが必要となる。
ちなみにフリープレイ自体は蒼天のイシュガルドまで遊ぶことが可能になっている。
物語の盛り上がりは、新生2.55の終わりからグググと上がっていく感じなっている。新生2.0部分だけだとストーリーとしての面白さは「???」となる方もいるかもしれない。(是非、話の続きを追っていってほしいと1プレイヤーの私は思う)
ちなみに私が新生2.55→蒼天3.0に入った時は、ショックで怒り狂いながら夜ごはんのカレーを作っていたことを一生忘れない。そしてカレーを見ると蒼天入りを思い出すほどだ。
FF14で評価されている部分は割と最近の拡張パッケージであり、しかし、新生があって、蒼天があって、紅蓮という一連の流れがあったからこ高評価である漆黒→暁月のフィナーレとなっている。これゆえに、すっとばして最後だけ楽しんでもストーリーの半分も分からない。
補足 PTがどうしてもイヤな人へ
時間的な都合ではなく、心理的に人と一緒に遊びたくない理由の一番は「こわい」ではないかと思います。
というか私がそうでした。特に私が始めた時は蒼天時代であり、ギスギスの噂がひどかった時期でもありましたから、とにかく勝手に知らない人とマッチングされるということに不安しかありませんでした。
- こわい
- 不慣れで迷惑をかけてしまうかも
- 暴言を吐かれたり怒られるかも
- 見知らぬ人はなんか不安
FF14は、非常にさっぱりとした自動マッチングによるPTプレイを採用しています。日本語プレイヤーの場合は、開始時に「よろしくおねがいします」、終了時に「お疲れさまでした」この2つだけで私の経験上99%大丈夫です。
ここまで世界的にFF14のプレイヤーが増えたことの理由の一つに、いつでも気軽に1人で遊べる「気軽な野良マッチングシステム」も大きく貢献していると思われます。
不慣れで迷惑をかけてしまうかも?
まず大事なことなのですが、初心者および初見のプレイヤーさんに100%を求める人はいません。(初見プレイヤーがいる際はログに出るため他プレイヤーからも初見さんがいることが分かります)
ストーリーのダンジョン攻略においては「迷惑をかけてしまうかも」と気負うことはありません。よく分からないところで戦闘不能になりまくっても、先輩プレイヤーは「そうだよな、そうなるよな」と思いながら見ていたりします。
理由が分からず戦闘不能になりまくるのが嫌なタイプの方は、動画で予習をして行くと良いでしょう。万が一死んでしまった場合、なぜ自分が戦闘不能になったのかの理由がわかるので、理不尽さや無力感は減るのではないかと思います。(その代わり、ネタバレはくらう)
暴言を吐かれたり怒られるかも?
FF14はかなり発言に厳しい決まりを設けています。
要するに、暴言やハラスメントは規約違反であり処罰対象です。
あらぬ処罰を恐れるゆえか、挨拶以外は無言のプレイヤーが多いです。(これはいいのか悪いのか……)
ファイナルファンタジーXIV禁止事項
「ファイナルファンタジーXIV禁止事項」の更新に関する補足
こういう空気のため、ダンジョンなどでわからないことがあった場合、初心者側から聞かないと対応を教えてもらえない場合が多いと思います。分からないことで聞きたいことが有る場合、聞いてみてください。
見知らぬ人が不安…チャットが不安…
挨拶が上手くできるか不安、という方や知らない人と勝手にPTを組まれること自体に不安がある方の練習にはDPSロールで「ギルドオーダー」というものがお勧めです。最初の方のやつが特におすすめ。
(`・ω・´)シャキーン と鳴ったら
- 1~2分で終わる敵を倒すだけのコンテンツ
- Lv10からの4人PT
- サクっと終わり、自分があたふたしていても他の人が倒してしまうレベル
- 討伐終了後、気が付いたら挨拶のみ残してスッと素早く人が居なくなってることが多い(=つまり、あなたのことは全く気にされていない)
- 回数をこなすことで毎週報酬があるため、一定数やる人がおり需要はある
これがギルドオーダーのコンテンツファインダー(CF)です。この程度です。本当に気楽に行って問題ありません。
ちなみにソロプレイ用のコンテンツサポーターがなかった昔の私は、ダンジョン攻略が不安すぎてこのギルドオーダーを1週間に20回くらいこなした後、PTの雰囲気に慣れてから初めてのダンジョンに向かいました。挨拶だけはすんなりできましたが肝心の戦闘はグッダグダでした…。
実際にインストールしたあとに、キャラを作る時のFAQはこちら