更新日:2021-02-24
FF14の鯖選び(ワールド選び=データセンター選び)について書いている記事です。自分がFF14を再開したころに書いた記事を加筆修正した2021年版の記事となっております。
最初に書いておきますが、現状のFF14ではどこの鯖(ワールド)で初めても大差はありません。新規プレイヤーにとって大事なことは
- 新規キャラクターに恩恵がある優遇鯖(優遇ワールド)を選ぶか
- 日本データセンター(DC)を選択しつつ、英語圏プレイヤーが多いところを避けるかどうか
この2点くらいではないかと思います。
ワールドとデータセンター
FF14では一般的なMMORPGでの鯖=サーバーを「ワールド(World)」と呼称しています。そして、キャラクターが所属しているワールドのことを「ホームワールド」と呼んでいます。
そしてその「ワールド」は、大体10個くらいずつ世界各地にあるデータセンター(DC=DataCenter)に収まっています。

現在のFF14ではこの「データセンター:DC」がゲームを遊ぶうえでの一番大事なコミュニティの外枠となっています。というのも、これは以下のような理由からです。
- PTプレイの際は、同じデータセンターに所属しているワールドのプレイヤーと一緒になる。
(クロスワールド) - PT募集もデータセンタでー括り(クロスワールド)になっている。
- 同じデータセンターにあるワールド間は気軽に移動すること(ワールド間テレポ/鯖間テレポ)が可能。
- 異なるデータセンター間を移動することは原則不可能。
- 但し、次の拡張で条件付きながらDC間移動が可能になる予定とのこと
コンテンツのPT募集状況もデータセンター(DC)内でのクロスワールド募集となっているので、現状のFF14においての鯖選びはDC選びであるとも言えます。
PTプレイ中の挨拶チャットより。
この画像はManaデータセンターのものなので、Manaに所属しているワールドのプレイヤーが同じコンテンツに参加している(クロスワールド)なのが分かる。クロスワールドでの他鯖者のチャットは、名前にワールドが付属した形になる。(ちなみに赤と緑で囲まれているのが定型文機能)

データセンターについて
FF14は世界中でサービスを展開しているMMORPGであるため、データセンター(DC)は世界に3か所あり、日本・北米・欧州の3か所となっています。

- 日本にあるデータセンター Elemental・Gaia・Mana
- 北米にあるデータセンター Aether・Primal・Crystal
- 欧州にあるデータセンター Chaos・Light
データセンターから離れたところでプレイをすると遅延問題などが発生するため、日本に住んでいる方は日本のデータセンターを利用することが推奨されています。ということで基本的に日本に居住されている方はElemental・Gaia・Manaのどれかのワールドを選択すれば良いです。
ちなみに世界展開しているFF14では4つの言語をサポートしています。
J日本語/E英語/Dドイツ語/Fフランス語
ゲーム内でE言語だとかJ言語と聞くEやJはこの言語設定のことです。アンダーバーが付いている言語がそのプレイヤーがFF14を起動している言語になるため、その言語は(ある程度)堪能であると判断することが出来ます。起動言語の切り替えは、ランチャー画面で選択できます。

アンダーバーのついていない光っているだけの言語はプレイヤー自らがON表記にしている言語になりますので、実際にその言語で意思疎通ができるかは分かりません。
余談
言語によって文章のニュアンスがかなり違ったりするものも多いらしく、FF14のローカライズは素晴らしいとのこと。他言語に精通されている方は言語を変えて読んでみると新しい発見があるかもしれません。声優さんも全然違うのでイメージが変わりまくりなのも面白いです。そんでもって起動言語を変えると動かなくなるマクロがチラホラありますので要注意です。
とにかく、全てのおいての括りがデータセンター!
実際のゲームのキャラクター選択画面もDCごとなので、DCをまたいでキャラチェンジする時などは一々ゲームの最初の画面からDC切り替え作業が必要です。

ワールド間テレポについて
所属しているデータセンター内に限り「ワールド間テレポ」を利用して、自分のホームワールドから他ワールドへ移動することができます。

これはManaデータセンターに所属している自分がワールド間テレポを使う時の画像
基本的に3国のエーテライトからのみ移動可能
かなりDC内の移動が自由だといえども、ホームワールドでのみできるコンテンツや、同じワールド同士のプレイヤー同士でないと不可なコンテンツもあります。ですのでお友達が遊んでいる場合は同じワールド(最低でも同じDC)で作成することがおすすめです。

先にも少し書きましたが、現在はまだゲーム内においてDC間を移動することはできません(今後6.0あたりで実装予定とのこと)。どうしても移動したい場合は有料サービス(ホームワールドの移動)を使う必要があります。
実装されると予告されたDC間テレポは、「現状のワールド間テレポよりさらに制約があるかも」との話でしたので、「遠いDCの友達にゲーム内で会いに行ける~」くらいに考えておくとよいかもしれません。
日本データセンター(DC)の特色
日本のデータセンターはElemental・Gaia・Manaの3つ。これらのデータセンターは、「日本語を使う人」のデータセンターではなく場所が「日本にある」データセンターです。

一番の問題になるのは言語
データセンターを選ぶ際には「言語」というものが一番の選択基準になります。日本のデータセンターといえども、各データセンター(特にワールド)ごとに、使用されている言語の割合に多少の差があります。
各ワールドの言語率についてはThe diaspora Lodestoneさんの「国勢調査のワールド別統計」画面の右上あたりにある[WORLD SELECT]からワールドを選択して言語比率を見ることができます。
FF14は世界展開しているゲームですので、日本DCでも日本語を母国語としないプレイヤーが沢山います。
日本の3DCは「日本にあるDC」ですので、基本的に日本語をネイティブとするプレイヤーが多いDCです。しかし、日本語が通じる者同士でも会話が成り立たない場合もあるし、理解をしてもらえない場合もありえます。逆にお互いの言語が違ったとしても、標準搭載されている定型文機能で意思の疎通ができる場合も多々あります。
私自身がプレイしたのが2017年の数か月と2020年に1か月ほどGaia、2018~2019年にElemental、2019~Manaです。特にGaiaは最近がっつり遊んでいないので、最近の情報は疎いです。
Elemental DC
日本語以外を母国語とするプレイヤーの割合が他2DCよりも明らかに高いDCです。
最近の国勢調査によると、Tonberryは英語率60%、Kujataは38%、Typhonは22%と比較的高めとなっています。
(The diaspora Lodestoneさんより)
というのも日本近辺のアジアやオーストラリアのプレイヤーの利用が多いデータセンターがElementalDCなので、母国語が日本語ではないプレイヤーが多いです。前述したように距離の離れたDCを使うと遅延が発生するため、日本にあるDCを使ってプレイをしているそうです。
FF14には定型文という便利な機能があるため、英語が分からなくても最低限の意思疎通をとることはできます。

ElementalDCは英語が苦手なら避けた方がよいDCですが、様々な文化をもつ人がいる分他二つの日本DCよりもなんとなくゆるいというか寛容な雰囲気があり、気楽にプレイできるという面はかなりの強みだと思いました。
かなり個人的な意見ですが、IDなどを初見未予習で突撃しても気にならない日本DCナンバーワンだと思います。色々な国の人が居て、それぞれ違うゲーム文化を持っていて、なんだか意思もイマイチ通じてない結果として無駄に全滅しまくったり結果PTが解散したりと他のDCでは体験できないようなことがありえます。それでも、なんだかんだで楽しいDCだと自分は思いました。しかしそういうイレギュラーな事案が苦手な方にはおすすめしずらいDCであるかもしれません。
文化の違いからかダンジョン開始時などでの挨拶もないことが多々ありますが、普通に進行して普通に終わることがほとんどです。このDCでのコンテンツ開始や終了時の挨拶無しは日常茶飯事なので、特に気にする事案ではありません。(普通に挨拶をされる方も多いです)
高難度においては言語がらみで困ることが結構ありました。というのも言語によって敵の使ってくるスキルの名前が異なる場合がよくあるため日本語のスキル名を英語にそのまま訳しても伝わらない場合があったからです。そのため英語と日本語両対応のマクロやスキル一覧を作ったりする必要がありました。

全然違うっていうかマジ違う、日本語のフリーダムさが凄い
また、英語プレイヤーと日本語プレイヤーでの攻略方法が異なっている場合などもあり、これにもかなり苦労しました。
特筆すべきワールド:Tonberry
エレメンタルDC最大人口のワールド。ついでに言うと、
この記事を加筆修正している時点において日本DC最大人口のワールド。
英語プレイヤー率は60%程、日本語プレイヤーは30%弱。
ここは日本DCにありながらも完全に英語メインなワールドであり、国勢調査からも分かるように日本語を母国語とする人たちは少数派です。流れるチャットは基本的に英語。
当然ながら英語の勉強にはもってこいですが、結構みなさんネットスラングが多くて英語力の低い私には何を言っているのか分かりらないので検索する日々でした。日本的な「~~ねばならない」的な同調圧力がないので、フリーダムな感じで結構好きです。
今からはもう3年前になってしまいますが、私が居たときには日本文化が好きな方が結構多くて日本語を勉強している方や、日本に住んでいるネイティブ日本人じゃない方、国際交流したいネイティブ日本人なども見かけましたし、もちろん普通のネイティブ日本人もいました。
トンベリ鯖で生活して、英語アレルギーがかなり無くなりました。分かる分からないは別として!
Mana DCとGaia DC
ElementalDCで説明した英語でのコミュニケーションを避けたいならManaかGaiaを選択すると良いでしょう。ただし外国語のプレイヤーに出会わないという事ではなく、出会う確率がElementalよりも相当に低いだけなのでそこは忘れてはいけません。そして数年前に比べると、日本語以外のネイティブの方が増えているようです。
日本的な文化の強いDCなので、皆コンテンツの最初にはきちんと挨拶をし、終了時にもきちんと挨拶をして出ていきます。定型文を使っている人もElementalDCに比べるとかなり少なく、普通に日本語で会話をしています。
人口について
人口はMana>Gaiaの模様。
高難度コンテンツをするプレイヤーもMana>Gaiaな感じの模様。
人口の都合上、経験値ボーナスのある優遇ワールド(後述)はGaiaに多く、Manaには無いこともあります。
現在FF14全体でハウジング用の土地は枯渇気味であり、全体的に倍率が高いです。その中でもManaはDC全体としてどこの鯖も人口が多いため、ハウジングに興味がある人にはManaはお勧めしずらい状況かと思います。
ManaDCと高難度コンテンツの歴史について
むかし高難度コンテンツの募集がワールド内でしかできなかった時代、ManaDCのChocobo鯖に高難度コンテンツに挑む人たちが集って攻略していました。その後、同DCでのクロスワールドPT募集やワールド間テレポが実装された結果としてManaDC全体がレイドの盛んなDCとなりました。
昔のチョコボ鯖は人口の多さから装備が安いなど色々特筆すべきことがあったのですが、現在ではワールド間テレポによりワールドごとの激しい価格差もなくなり、現在ではManaDCの普通のワールドとなっています。
ちなみにGaiaDCは優遇ワールド指定されているワールド数が多いため、新規プレイヤーがManaDCより多いと思われます。
ワールドの種類
通常・優遇・混雑
ワールド間人口の平均化優遇施策のおかげで現在のFF14のワールドは平均化され、人口に著しい差はありません。
現在の日本ワールドで考えられる「ワールドの状態」は「通常・優遇・混雑」の3つです。頻繁に変更されるためワールド稼働状況で確認してください。
- 通常ワールド:ふつうの状態 (特に何も制限はない)
- 優遇ワールド:新規キャラ作成時または混雑ワールドから移動した際に恩恵のあるワールド
- 混雑ワールド:混雑。鎖国。キャラ作成不可、有料でも他鯖から移動不可。
以下は公式のページよりの優遇ワールドの説明部分の引用です。
優遇ワールドでの新規キャラクター作成によるボーナス
「優遇ワールド」に新規キャラクターを作成すると、以下のボーナスが得られます。
本施策は、対象ワールドのアクティプレイヤー人口が一定数に達するまで継続いたします。対象ワールドが優遇ワールド指定から外れた場合、その時点で各種ボーナスは受けられなくなります。ただしキャラクター作成日を含め90日間は、こうしたワールドタイプの変更に関わらず、継続してボーナスを受けることができます。
※ボーナスの対象となっているワールドには、キャラクター作成時のワールド選択画面で★マークがついています。
≪新規キャラクター作成時に付与≫
- 取得経験値が+100%加算されるバフ効果(レベル69まで有効)
- 低~中レベル帯の冒険が快適になる 装備品と交換できるシルバーチョコボの羽根を10枚
≪本施策開始後に作成したキャラクターでいずれかのクラスがレベル30になると付与≫
- プレイ権に15日間分の無料プレイ期間を付与(※1)
※1 無料プレイ期間が付与されるのは新設・優遇ワールドでの新規キャラクター作成を通して1サービスアカウントにつき1回です。
優遇ワールドで新規キャラクターを作った場合のみ、戦闘ジョブはもちろん製作採集職にも経験値ブーストのバフがかかりLvの上がりが非常に早くなります。通常ワールドですと、レベルが足りなくてメインシナリオが進められないというパターンを私は何回も経験しましたので、やっぱり経験値バフはありがたい存在です。Patch5.2~メインシナリオの経験値が見直されたため、優遇バフがなくても以前より上がりやすくはなっているはず。
装備が整うか整わないかについては、Lv50くらいのコンテンツを進めているのに現在のLvキャップであるLv80までカンストしてしまったのに手に入る装備がLv50までしか無い、などという場合でも、コンテンツはLv50までしか参加できないのでLv80の装備は必要なかったりします。しかし採集職や製作職ではメインシナリオを進めないとレベル相応の素材を採りに行けないため、レベルだけ上がっても~…という事はあるかもしれません。
- 経験UPバフがあれば早く進めることができるため追いつきやすいし楽
- レベルだけガンガン上がることに対する不安があるなら通常ワールドでも問題なし
優遇鯖を選ぶか、通常鯖を選ぶかは自分の希望するプレイスタイルで決めると良いと思います。
優遇バフには期限がある
基本的に優遇ワールドは頻繁に変更されます。延々と何か月も優遇ワールドに指定されていることは稀であるため、経験値UPのバフ効果を受けられるのは基本的にキャラを作ってから3か月間だと思っておくと良いでしょう。
また優遇ワールドに作成したキャラクターは、3か月間有料サービスであるワールド間でのホームワールドの移動ができません。
意外と盲点なのが、他の通常ワールドで作成した低レベルキャラクターを優遇ワールドに移動させても経験値バフを貰うことはできません。あくまで優遇ワールドで作成された新規キャラクターへのボーナスです。
補足:混雑時の作成制限について

各ワールド内での稼働プレイヤー数が多くなった場合、新規キャラ制限がかかる模様です。特に「人の多いワールド」や「人の集まりがちな優遇ワールド」では皆がログインする夜に作成制限がかかっている場合があります。その場合は空いている朝方~昼あたりに作成を試みると作れます。(特にManaDC優遇鯖は、夕方には作成不可になっていることが多い印象です)
※混雑指定がされているワールドは絶対に新規キャラが作れないので諦めてください。
レガシーワールド(レガシー鯖)
現在のFF14は旧版のFF14を新生…作り直したゲームです。旧版のサーバーを引き継いだワールドにLegacyの名がついています。むかーしからのプレイヤーがいるワールドということです。が、現在は有料でホームワールドを移動することができますし、新生開始から数年経過して新しいプレイヤーもたくさん入ってきていますので、あまりレガシーかどうかを気にする必要はないと思われます。
現行のワールド名は召喚獣やモンスター等が名前になっているのですが、レガシー鯖は武具の名前がつけられているのが特徴です。
まとめ
最初に述べた通り、現状のFF14はどこを選んでもそんなに大差がない。
新規プレイヤーにとっての違いはデータセンター(DC)の英語率と優遇バフくらい。
真面目に書くとこんな感じになるのでしょう。
- 人が多い所がいいならMana
- ネイティブJPな新規プレイヤー多めがいいならGaia
- フリーダム異文化を楽しみたいならElemental
※現在のハウジング土地はどこでも全体的に枯渇気味
ちなみに自分的な鯖選びは
Elementalを選択するか否か
優遇ワールドを選ぶか選ばないか
迷ったら日本DCの中で好きな名前のワールド名を選べ
この3つだろうな~~と最近は思っています。
ワールド名の好みは地味に大事なのではないだろうか
特にワールド名の好み…というのも、現在居るワールドは手動でオフにしない限りずっと画面に表示されていまして、ワールドにログインするときにも案内アナウンスで目にします。(ワールド間テレポ等で各ワールドに入るときにもワールド毎に毎回見ます)

また、コンテンツ中のチャット欄は意図的に設定をオフにしない限り他人から見たらワールド名セットで表示されていますので、自分のキャラにはずっとホームワールド名がリンクされていると思うと好きな名前のワールドを選ぶというのは地味に大事だと思うのです。
冒頭にも貼った画像ですが、
他鯖の人から見たら、自分の名前は自鯖とセットになる
(Hadesの私から見た場合、他鯖の方が鯖名セットで見えている)

好きなFFシリーズのモンスターや召喚獣・装備が日本DCのワールド名にあるのならば、そのワールドを選ぶのも現在ではプレイが楽しくなりそうで良いのではないかな~と思っています。
このページが新しいプレイヤーさんたちのワールド選びのためになりましたら嬉しいです。
【それでは良い旅を!】
公式ページにゲームマニュアルがありますので、ゲームを始めた後に困ったらこちらをどうぞ。
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