メンテの間に新ジョブのガイドが公開されていたため賢者のスキルを眺めてみたのだけれど、名前が意味不明すぎる。イックソコレってなんだよ!って思ったのでというわけで、どういう意味なのか軽く調べてみた。
以前黒魔導士のスキル名のあれこれを考えた記事を書いたのでこちらも是非。
ギリシャ語だった
どうやら、賢者のスキルにはギリシャ語(古代ギリシャ語)が使われている。英語→ギリシャ語→再度英語→日本語にしてみたりして調べてみた。
まず日本語のカタカナ表記自体が意味不明のため、英語・フランス語・ドイツ語も同時に並べてみたのだけれど、ほぼすべて同じになっていた。ローカライズなどにより微妙に異なる表記になるFF14においては結構珍しいのかなとも思った。(黒魔導士のファイアなど)
ちなみに賢者の説明はこんな感じ。
シャーレアン魔法大学――それは、知の都を代表する最高学府である。
FF14ジョブガイドより 賢者の説明
その最大の特徴は、膨大な蔵書数を誇る書院でも、数多の賢人たちでもない。複数の学問を横断的に学ぶことで、新たな学問を創出してきた歴史にあるのだ。中でも、エーテル学と魔法学に、医学を統合することで生み出された「賢学」は、ほかに類を見ない学問である。結節点となる賢具を配置して立体的な魔法陣を形成し、体内エーテルに作用して治癒や攻撃を為す。それが、「人の進歩」を目指す賢学の徒――すなわち賢者の術である。
要するに、医学に近い意味でのFF14オリジナルジョブの賢者となっているようだ。「人の進歩」とは一体何なを指すのだろう。ジョブの背景ストーリーが楽しみである。
「ギリシャ」と「医者」というと医神アスクレピオスを思い起こさせる。この神様が持つ蛇付きの杖はWHOのマークにもなっている。この蛇は、毒にも薬にもなるものとして医療のシンボルとなっており、賢者の持つ賢具もそのような攻撃や回復をする象徴のような感じの武器なのだろう。(と自分は解釈して楽しむことにする)
FF14においてのギリシャ語の敵(NPC)
賢者に関連するかどうかは分からないが、今までギリシャ語を語源とするNPCがいる。私が覚えているものだけ書き出してみた。これが賢者もといシャーレアンと関係があるのかな?などと考えてみるのも面白いかな。(もしあったら面白いな)
- フィリア:ギリシャ語の「4つの愛」の1つ(友愛)
- エロース: ギリシャ語の「4つの愛」の1つ (男女関係における愛)
- ストルゲー:ギリシャ語の「4つの愛の1つ」(家族愛)
- アガペー:ギリシャ語の「4つの愛の1つ」(無償愛)
- ディカイオシュネー: 古代ギリシャの四元徳 「正義」
- プロネーシス:古代ギリシャの四元徳 「実践的な知・知恵」
- アンドレイア:古代ギリシャの四元徳 「勇気」
- ソープロシュネー:古代ギリシャの四元徳 「思慮の健全さ」
- ティーシポネー:復讐の女神エリーニュスの一人。殺人に対する番人であり、タルタロス(地獄)の門番。
※ほぼすべてメインシナリオで登場する「とある属性」を持つ敵たち。ティーシポネーだけは死者の宮殿の深層に出てくる普通のボス。
スキル名の意味を考える
考察は私の意訳や調べたことなので、実際とは全く異なる場合もあるのでこういう解釈もあるのかな、くらいでよろしくお願いします。ギリシャ語や医学に詳しい方で「こうだよ!」というご指摘がありましたらコメントのページにて教えていただけると嬉しいです。
対象に無属性魔法攻撃。
威力:300
追加効果:カルディア[被]の効果対象のHPを回復する。
回復力:170
Dosisは英語ではなく、英語だとDoseがそれにあたる模様。日本語だとオーバードーズで有名かもしれない。「薬の投与量」、「一回分の量」、など「薬の量」に関連する意味があるらしい。
薬を投げつけているんだろうか、と思ったけれど、薬は毒にもなるので毒っぽい薬を攻撃手段として用いていると考えてみる。
対象のHPを回復する。
回復力:450
恐らく「診断」の意味ととれる。
ちなみにDiaはギリシャ語で英:throughの意味。
Gnosisは ギリシャ語での「認識・知識」の意。神智とも
自身またはパーティメンバーひとりを対象とする。
自身に「カルディア」を付与し、対象には「カルディア[被]」を付与する。
効果中に特定の攻撃魔法を実行すると、カルディア[被]を付与した自身またはパーティメンバーに回復効果を発生させる。
効果時間:永続
ギリシャ語で「心臓」 。踊り子のパートナーみたいなバフですね。
自身と周囲のパーティメンバーのHPを回復する。
回復力:300
prognosisは(病気の経過をみる)予後の意味がある。
Pro-が接頭語で「前」の意味を指して予測や予知の意味もある。
Gnosisは ギリシャ語での「認識・知識」
対象を衰弱状態で蘇生する。
白魔導士のレイズ (英:Raise)そのまんまっぽい
「ギリシャ語でレイズ!」
自身と周囲のパーティメンバーのHPを継続回復する。
回復力:100 効果時間:15秒
ギリシャ語で「自然」を指す。アイコンがなんかそれっぽい。
ちなみに対義語はロゴスらしい。ピュシスとロゴス、深い。
追加効果:カルディア[被]の効果対象のHPを回復する。
対象とその周囲の敵に無属性範囲魔法攻撃。
威力:400
2体目以降の対象への威力は30%減少する。
追加効果:カルディア[被]の効果対象のHPを回復する。
回復力:170 最大チャージ数:2
この魔法は固有のリキャストタイマーを持つ。
Φλέγμα:淡。たん。
…え?淡を吐きまくるって、コト?
自身を強化して特定の魔法を変化させる。
効果時間:永続
「ドシスIII」が「エウクラシア・ドシスIII」に変化する。
「ディアグノシス」が「エウクラシア・ディアグノシス」に変化する。
「プログノシス」が「エウクラシア・プログノシス」に変化する。
変化した魔法を実行すると効果が解除される。
Ευκρασία:温帯 良い感じの状態
医療で健康的に問題ない状態を指す模様
おれめっちゃいい感じだわ~!的なバフか。
一定時間、「カルディア[被]」を付与した対象に対する、攻撃魔法と同時に発生するHP回復効果の回復力を1.5倍にする。
効果時間:15秒
救いの意味。
Soteriaというギリシャ神話の女神がおり、安全や危害からの解放、保護の神様らしい。
対象の目前まで素早く移動する。
敵またはパーティメンバーひとりを対象とする。
対象の目前まで素早く移動する。バインド中は実行不可。
ギリシャ神話で有名なイカロス。蝋の羽根を付けて飛び、太陽に近づきすぎて溶けて落ちたという。
追加効果:自身のMPを最大MPの7%分回復する。発動条件:「アダーガル」
対象のHPを回復する。
回復力:600
追加効果:自身のMPを最大MPの7%分回復する。
発動条件:「アダーガル」
choleはギリシャ語で胆汁を指す。ええ…?
Druo- Ixo- Kera- Tauro-の4種類があり、どれも胆汁シリーズであるが接頭語が何を意味するのかまではちょっと調べる時間が足りず。
自身の周囲の敵に無属性範囲魔法攻撃。
威力:160
追加効果:カルディア[被]の効果対象のHPを回復する。
回復力:170
悪い状態、悪い気候。エウクラシアの逆という感じ。
一定時間、自身と周囲のパーティメンバーの被ダメージを10%軽減させる。
効果時間:15秒
「タウロコレ」とは同時に付与されない。
追加効果:対象のHPを継続回復する
回復力:100
効果時間:15秒
追加効果:自身のMPを最大MPの7%分回復する。
胆汁シリーズその2
自身と周囲のパーティメンバーのHPを回復する。
回復力:400
追加効果:自身のMPを最大MPの7%分回復する。
発動条件:「アダーガル」
胆汁シリーズその3。
効果時間中に実行する1回の回復魔法の回復量を1.5倍にする。
効果時間:30秒
生命のことを指すギリシャ語。ゾーイはこの言葉を由来とする西洋女性名。
自身が対象に付与した「エウクラシア・ディアグノシス」または「エウクラシア・プログノシス」を解除する代わりに、対象のHPを回復する。
自身と周囲のパーティメンバーを対象とする。
自身が対象に付与した「エウクラシア・ディアグノシス」または「エウクラシア・プログノシス」を解除する代わりに、対象のHPを回復する。
エウクラシア・ディアグノシス効果中の回復力:450
エウクラシア・プログノシス効果中の回復力:350
自身が対象にエウクラシア・ディアグノシスまたはエウクラシア・プログノシスを付与していない場合は効果無し。
digestion:消化 を指すらしい。いい感じの回復(エウクラシア〇〇グノシス)を消化=更に回復する、というニュアンスなのだろうか。ガッツポーズをしているアイコンがなんか強い。
自身またはパーティメンバーひとりを対象とする。
対象のHPを回復する。
回復力:700
追加効果:対象の被ダメージを10%軽減させる。
効果時間:15秒
「ケーラコレ」とは同時に付与されない。
追加効果:自身のMPを最大MPの7%分回復する。
発動条件:「アダーガル」
胆汁シリーズ4。
対象とその周囲の敵に無属性範囲魔法攻撃。
威力:300
2体目以降の対象への威力は50%減少する。
追加効果:カルディア[被]の効果対象のHPを回復する。
回復力:170
発動条件:「アダースティング」
毒を意味する。赤いアイコンで毒で攻撃と分かりやすい。
古代ギリシャの「毒を塗った弓」を起源として「有毒」という意味をもつ英語のToxicなどに転じていったらしい。
自身またはパーティメンバーひとりを対象として、回復力300相当のダメージを軽減するバリアを付与し、さらに5スタックの「ハイマの印」を付与する。
効果時間:15秒
バリアがダメージを完全に吸収して消滅すると、「ハイマの印」を1スタック消費してバリアを付与しなおす。
効果時間が経過して「ハイマの印」が消滅するときに、対象のHPを回復する。
回復力:150×「ハイマの印」の残スタック数
どうやら「血」らしい。血でバリアを作っているのか…。
自身に「アダーガル」を付与する。
根や茎を指す言葉。
rhisomaからの変形系でRhizomata?この語源だと根、植物関連の言葉。
ちなみに根粒菌はRhizobiaという模様。
リゾーマタで付与されるバフ、状態。スキルではない。
Adders :加える
Gall:胆汁/植物に出来るこぶのこと
胆汁も植物のこぶもどちらも考えられる。
植物系ニュアンスのあるリゾーマタなので、植物のこぶの方の意味なのではないかなと思う。根っこをはって栄養を付けるよ、的な意味があるのかもしれない、
と思いつつも、このバフが付与された状態で胆汁のコレ系 (-chole) が発動するので、やはり胆汁なのではと思ったりもする…。逆にこのコレ(-chole)が胆汁ではなく植物由来の何かである可能性はあるのかな、無いかな・・・。
自身と周囲のパーティメンバーのHPを回復する。
回復力:300
追加効果:自身と周囲のパーティメンバーの被ダメージを10%軽減させる。
効果時間:20秒
ギリシャ語で「全体」などを意味する。ちなみにHealthや、読みの似ているwhole(全体)、holyなどの語源とされている結構すごい言葉のようだ。
自身と周囲のパーティメンバーに、回復力200相当のダメージを軽減するバリアを付与し、さらに5スタックの「パンハイマの印」を付与する。
効果時間:15秒
バリアがダメージを完全に吸収して消滅すると、「パンハイマの印」を1スタック消費してバリアを付与しなおす。
効果時間が経過して「パンハイマの印」が消滅するときに、対象のHPを回復する。
回復力:100×「パンハイマの印」の残スタック数
ギリシャ語でのPanは「全ての・宇宙の・最も大切な」などの意味を持つらしい。
つまり、パンとハイマでみんなに血を付けてバリア付けるよ的な?
対象が受けるHP回復効果を20%上昇させる。
自身またはパーティメンバーひとりを対象とする。
対象が受けるHP回復効果を20%上昇させる。
効果時間:10秒
混合物、化合物、結合。 混ぜ混ぜした薬を投げて回復UPするよ~的なイメージなのかしら。
対象に向かって前方直線範囲無属性魔法攻撃。
威力:330
2体目以降の対象への威力は40%減少する。
追加効果:自身と周囲20m以内のパーティメンバーのHPを回復する。
回復力:600
追加効果:カルディア[被]の効果対象のHPを回復する。
回復力:170
この魔法は固有のリキャストタイマーを持つ。
風や空気などを元々意味していたみたいだが、そこから色々な意味がある。Wikipedia:プネウマ
スキルアイコンを見るに超自然的エネルギーなビーム出てる。