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6.1前は『1分で終わる討滅戦』として大人気だったリットアティンさん。流石に物語的にも強さ的にも色々とマズかったのか、6.1からはクエスト上で戦うイベントバトル的なものへ変化しました。
確か彼は、属州出身だったけれど、ガイウスが実力を認めて重用し、高い地位につくことができた、とかだったかな?(うろ覚え)
ララチャンで新生ソロ活を進めながら、軽く話を読んできた程度だと、リットアティンがガイウスの腹心の部下であること以外についてはほとんどストーリーでは触れられておりません。
というわけで、先日チャレンジしたリットアティン戦の感想日記でございます。
戦闘開始
今まで通り、敵拠点へ乗り込んでリットアティンと対面。
彼は戦闘前会話で頻繁に「閣下」という言葉を使っています。この「閣下」は、全てガイウスのことを指しているのでしょう。彼にとってはガイウスが全て。ガイウスの理想こそが自分の理想。だからガイウスの邪魔をするヒカセンを倒す。
VS リットアティン
彼が使う武器は、ガンブレードではなくガンシールド「タルタロス」というもの。AOEが沢山でてくるけれど落ち着いて移動すれば難なく倒せる感じ。
よし、これでリットアティン戦は終わったな。
と思ったもの束の間。
帝国将との戦いは、簡単には終わらないのであった。
撃破後、部下が(リットアティンを)助けに来る
普通にリットアティンを撃破して終わりかと思いきや、なんと戦闘開始時に撤退命令を出されていたはずの部下が助けに戻ってくるという展開に。
6.1前も助けに来てた気がするんだけど、昔はあまりに倒されるのが早すぎてマジマジと見たことはないのだ……
「自分たちは最後まで隊長と共に……!」
「お前たち…馬鹿な真似はよせ…」
倒れた上官を助けようとやってきた部下4名。そしてそれを次々となぎ倒していくヒカセン。部下たちを助けようと、リットアティンは地面に倒れたまま援護射撃をする。(絵面的には部下に当たってる気がしますが気のせいです!!!)
リットアティンの願い敵わず、部下たちは次々と倒れていく。そして、彼らは全員セリフ付きで息絶えていくという、細かい演出がされている。
彼らを旧バトル同様に「雑魚」と呼ぶにはあまりに残酷かもしれない……。
恐らく、
この戦闘での主人公はリットアティン。
我らがプレイヤー光の戦士は、この場においては恐らく悪役。そんな感じがします。
限界突破で2戦目開始
部下たちが倒されたことにより、限界を突破。想いの力で立ち上がる。
最初の戦いをノーマル戦だとすると、この2回目のリットアティンは極。
1戦目とは異なり、しっかり安置を探して逃げないと逃げ場がありません。
安置の少なさから、ヒカセンへの殺意が凄まじいことだけは、めちゃくちゃ分かる。
マジでLv49コンテンツとは思えない攻撃をしてくるので、レベルに対して難易度の高いイベントバトルになっていると思いました。スプリント使うレベル。
そんなリットアティンを息切れしながらなんとか返り討ちにし、
よし帰るか
・・・
からの、さらなる立ちはだかり。もはや肉体はとうに限界を超えているだろうに。
耐久と火力の3戦目
鎖で足止めし、道連れをはかってくる3戦目。
そう、まさかの3回目。
ガイウスに対する忠誠心と、部下への愛ゆえなのだろうなあ。
しかし超える力2回レベルってよっぽどだよ。FF5のガラフみたいなもんだよ。
リットアティンにかかっているデバフは「決死の忠義」。
お互いにHPが減りつつ攻撃しつつで、火力と耐久力との勝負になる。
装備を整えておらず、HPと攻撃力が低いとかなり不利になります。
Lv49のぺーぺー装備だと普通に負けてしまい、彼の執念は果たされる結果となった。リットアティンは本当に強い。
ガチで負けた・・・・・
Lv50シンクのコンテンツなので、Lv49で生半可な装備で行くと最後の耐久力が足りない。
リットアティンさんに負けた装備はこちら。
リットアティンさんの忠義に応えるべく、Lv49→50にして装備を整えて正々堂々と再チャレンジすべきか悩みましたが、かかる時間を考えて私はこのEASYな道を選んでしまいました。すまない。(クリアできました)
このバトルの改修によって見える「リットアティン」という人物像
このバトルの追加によって、リットアティンという個人の掘り下げが行われることとなりました。
まず、彼がガイウスに対する非常に強い忠誠心を抱いていること、彼の理想を信じていることを知ることができる流れになっています。そして、リットアッティン自身が部下から慕われる良い上司であったというエピソードも違和感なくバトルにねじ込まれています。
また、敵側にもこちらと同じ人間である、ということをプレイヤー側により知らせるバトルとなっていることも見逃せません。新生編の帝国兵は、「敵だから倒しちゃえー」的な暗黙の了解的なノリで倒される傾向が強いものでした。そこに帝国憎しだけの一辺倒ではない、ちょっと違う要素を入れてきたのは良いな、と個人的には思いました。
「アルフィノ」との対比
そう、敵陣営にも理想や考えがあるのか。
リットアティンと部下からこんなことを感じた後のムービーにて笑顔のアルフィノが映る。
しかし、君には、いつも驚かされる。
まさに天賦の才だ。
共に戦うことができて、私は幸せだよ。
あの戦いを終えた後、こんなことを言われてかなり戸惑いました。あの有名な「エンタープライズ発信!」より、ここのアルフィノの方がちょっとヤバいのでは?と私は思いました。
あの光は狼煙だ!
我々を導く、希望の光だ!
待ってくれアルフィノ、やめてくれ……。
あれは理想の為に戦って散っていった人、そして大事人を失った人々の悲しみの光でもあるんだ。帝国兵だからって問答無用でぶっ〇して勝利を喜んでいいわけじゃないんだ。
一緒にほんのり喜んでいるミンフィリアとシドにもモヤァっとする。
いいの?これで?
特にシド。
でもこれは、私が6.0までプレイしていて、ガイウスなる人物とシドの過去をより知っているからこそ感じたことかもしれないし…
こう思って疑問を持つ事自体が、リニューアルして成功だということなのかもしれません。(ほんとのところは分からんけど)
【以下:ネタバレ注意】
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6.0で登場するリットアティンの残留思念
悪意の残留思念が具現化するIDにて、彼の思念が具現化して襲ってきます。この場所で襲ってくるものはあくまで思念体であり、実際の彼ではないのかもしれませんが。
宿執のリットアティン
『覇道を共に歩むと誓ったのだ……!
奈落に墜ちたとて、諦められるものではない……!』
アルフィノ
『ガイウスの腹心…もう争う必要は無いのに!』
改めてみると、デカイ……!
10倍くらいになってない?
6.0を攻略していた時は、リニューアル前だった以前の「お手軽1分討伐」ばかりをこなしていたこともあり、「どうして彼がここに出てくるほどヒカセンたちを怨んでいるのだろうか?どうして帝国2将ともがボスに選ばれたのだろうか?」という素朴な疑問がありました。個人的にはイルベルドの方が恨まれの印象が強いので、「あれ~?」と思ったのを覚えています。
しかしその疑問は、リニューアル後のリットアティン戦を経験した後ならば、どれほどの心残りがあってこうなって現れることになったのかを素直に感じることができます。
超える力で限界を超えて、大事な人の理想のために命をかけて戦って散ったんだぜ。自分を助けに来た部下たちさえも失って。
そりゃ悔いしかないだろうよ。
戦闘後
やはり口から出てくる言葉はガイウス様。
しかし戦闘後にアルフィノがこんな言葉を言うんです。
「こんな戦い…ガイウスが望むはずが…」
昔はリットアティンを倒してニコニコしながら「希望の光だ!」なんて言っていたアルフィノが……。
ちょっと泣けてしまう。非常に感慨深い。
『ウェルリト戦役』にもこっそり
漆黒のクロニクルクエスト『ウェルリト戦役』。昔のガイウスの話がチラホラでてくるため別名『ガイウスDLC』と言われているとか、いないとか。
このシリーズにに、リットアティンの昔の姿がほんのちょっとだけ出てきます。
素顔は髭もじゃのルガディンさんです。
複数の討滅戦があるため、このシリーズの話を進めるのはちょっと大変なところもありますが、まだ未プレイの方は、是非プレイされることをお勧めします。特にロボ好きの方。
内容が精神的にきつく、全くもって明るく楽しい話では無い点だけはご留意ください。
おわりに
討滅戦ルーレットのあたり枠として人気のあったリットアティンさん。
討滅から外れてイベントバトルになった結果、難易度が上がっており、ストーリーの進行はちょっと難しくなりました。(難易度も選べるので、何とかはなる)
しかし、新生編としては珍しく敵側の人間と人間味のある会話と敵側のやりとりを感じられるバトルコンテンツとなり、改修して良かったなぁと個人的には思いました。とても熱い敵将でありました。
どうせ負けるわけないだろう、と装備適当でチャレンジしたことを、リットアティンさんに心からお詫び申し上げます。