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私はアルフィノを4年越しに許せるか?

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記事の特性上、蒼天編メインシナリオの話を含みます。
少しだけ紅蓮以降の話とSSもあります。
露骨なネタバレ記載はありませんが、気にする方は閲覧に注意をお願いします。

私は新生編でのラウバーンとナナモ様の凸凹感が大好きでした。

初めての新生クリア時、私がウルダハで裏切られた夜。
時は2016年の5月まで遡るのですが。

あまりの衝撃に、半泣きで激怒しながら夜ご飯のカレーを作ったことを今でも覚えています。

「あれは全部、天才だか何だか知らないけれど自惚れて勘違いしたアルフィノのせいだ!」
「あれがなければ私の推しであるラウバーンの腕がなくなることは無かったし、ナナモ様は亡くなることは無かった!」(生きてます)

例えるならば、「火の鳥・鳳凰編」で怒りながら仏像を作っていた我王のように、怒、怒、怒…とカレーを混ぜていたのであります。

自分だけ服が薄すぎる2016年5月のSS

悔しい 悲しい。あんなにイシュガルドに行きたい!と楽しみにしていたのに絶望のイシュガルド入り。なんだよこれぇ…!ってなんで皆いなくなってしまったのにアルフィノが生きて付いてきてるんだよ…

その後の蒼天のストーリーでは事あるごとにアルフィノが
「反省している」
「私のせいだ」
「それでも仲間とともに歩いていくんだ!!」
という流れになっており、戻ってきた暁メンバーも今まで通りにアルフィノに接しているという信じがたい事実。

有名な薪拾いシーン

衝撃が大きすぎたのか、彼がどう贖罪しようがダメでした。
彼を許すという選択肢自体が生まれてこないのです。

蒼天編最後で「仮面のアラミゴ人の正体」と「神龍」を見たときに、真っ先に勘違いマンだったあの頃のアルフィノが頭に浮かびました。イルベルドをウルダハ陣の思惑通りに隊長に据えたアルフィノ、絶許。

神龍の召喚イベントはかなり精神的にきつくてトラウマものでしたが、逆にあそこまで悪役というか自分の信念を進み切ったイルベルドは好きだったりします。いっそのこと高慢キャラとして突っ走ったアルフィノだったら、私は嫌いだけど好きでもある、という感情を持ったかもしれません。

その後もうちのヒカセンは、「私はお前を絶対許さない」というあんまり君に関わりたくない的な選択肢を取り続けてきました。

紅蓮編最初あたりの選択肢より

紅蓮編あたりから選択肢の幅が広がり、アルフィノに対してマイナスな態度をとれるようになって感動した時のSS。新生→蒼天で改心して人気のあるアルフィノだけど、私のようにどうしても許せなかったプレイヤーにとっては嬉しい選択肢でした。


初回の新生最後のウルダハ動乱ムービーを見てからから3年以上がたった2019年でも、私はアルフィノ絶対許さないマンのままでした。漆黒最初の方のクエストではもちろん最初にアリゼーをこなし、アルフィノのクエストをしました。

うちのメインキャラは、アルフィノに対して相当な距離をとったお付き合いをしていると思われます。完全に仕事としての付き合いであり心の底からの仲間ではありません。プライベートな友好関係は無いでしょう。
暁業務は定時で帰るマンです。

アルフィノを見ると、あの日怒り狂いながら作ったカレーをどうしても思い出してしまうのです。そしてカレーと共に抱いた途轍もない怒りと憎しみも一緒に戻ってくるという。逆にカレーを見るとアルフィノを思い出すという。

カレーのイメージ写真(フリー写真素材ぱくたそより)
私にとってのアルフィノはカレー。

そんな私が、ハウジングしよ~~ってことで久しぶりにエレメンタルのサブキャラを動かすことになりました。新生編終わり辺りから3年以上放置されていたキャラなので、金策のため蒼天編をチクチクと進めだしたのです。

時間も無いのでムービーは全スキップする予定だったのですが、これがメインシナリオ5.3をクリアした後だと中々面白く、なんと全部見ながらプレイしてしまいました。蒼天のストーリーを真面目にムービー見ながらやるのは、実にメインキャラぶりでございます。


最初は「アルフィノが総出演するから、蒼天面白いけどムービー飛ばすかな~…」と思っていたのですが。

4年ぶりに蒼天のストーリーで彼を見て思ってしまったのです。

アルフィノめっちゃ子供じゃん…。

無知で、頭でっかちの子供。
なんで彼を暁や砂蠍衆に3国、首長たちは担ぎ上げるようなことをしたんですか。
アルフィノだけじゃない、これは皆が戦犯じゃないか。

なんてこった、4年憎み続けたはずなのに、「神輿に載せられていただけのアルフィノ」像が見えてしまい、段々と可哀想になってきてしまったのです。

あの薪拾いだって、できることをやろうとした彼の行動の一つにすぎず。
彼はまだ16歳なんだ。

格好つけることをやめ。天才といわれるほど能力はありつつも、まだ自分が未熟な「子供」であることを認め。「無知」であることをを認め。その上で「今の自分ができることをやっていこう」という彼は、贖罪の道をきっちりと歩みだしているのである。

頼れる兄(エスティニアン)のような存在もでき、頼んだら蛮神を殴り倒してくれる戦力(ヒカセン)もいるし、活動資金を集めてくれる受付(タタル)もいる。

クルル先輩にいじられている時の図

ていうか16歳で、3国首長と協力して家の金と過信した自らの能力でクリスタルブレイブ総帥になって「エオルゼアを守るんだ!」ってコイツ大丈夫か?周りは止めて差し上げろよ!
転生モノの主人公じゃないんだぞ!

蒼天を進めるうちに、なんかこう、カラカラと私の中でアルフィノに対する憎しみが瓦解していくのを感じました。

蒼天編後半の「エクセルシオ発進!」のシーンでは後方に他のメンバーと一緒にいるという立ち位置にちょっと驚きました。以前の私はアルフィノ憎しが先行しすぎていて、彼が後方にいるのなんて「あたりまえじゃん?」みたいな感想を持ったと思うのですが、今見ると、「そうだよな、そうせざるを得ないよな」という感想しか出てこない。

多分エレDCサブキャラのヒカセンは、これから悔い改めた若きアルフィノを認めて良い関係を築いていくんだろうなあと思います。あんまり稼働しないけど。


FF14の最初のムービーから出演中という「裏の主役アルフィノ」は絶対退場しないような配役キャラだとしても。それでもこれからは彼を応援しようと思った、そんなアルフィノに対しての日記の回でした。

4年経った今、私はアルフィノを許せたんだと思います。

マナDCの方はせっかくだから、これからもアルフィノとこじれ気味の関係をRPしてみようと思います。

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