どうも、Mog2です。
今日はビーバーが主役の街作りゲーム【Timberborn】の話をします。ネタバレ要素は(多分)あまりないと思いますので、購入を迷っている方の参考になれば嬉しいです。
開発・パブリッシャーはMechanistry
2025年4月18日現在【圧倒的に好評】という評価を得ている凄いゲームであります。
街作りゲームをしたかった時に出会ったTimberborn
自分は街作りのゲームが好きです。
きっかけはSFCのシムシティでした。『自分の好きなように道を引いて、建物を建てて、人口を増やす』ということがこんなに面白いのか!と思ったものです。PCを購入してSteamを再開した時に、また街づくりをしたいなあと思い、色々とゲームを見て回っていた時に見つけたのがTimberbornです。
人間が滅んだ後のポストアポカリプスの世界。干からびて世界は滅んでしまった……
そんな中、進化して生き残ったビーバーが主役で頑張るというゲームです。
まず目に入ったのが可愛らしすぎるアート。
本当にこの絵が可愛くて大好きなんですよ。

というわけで、購入してプレイしてどっぷりハマりました。
ジャンルはシミュレーション、Steamでついてるタグは、街作り・ボクセル・コロニーシミュレーション・自然・サンドボックスや建設など。※早期アクセスゲームであり、アップデートが定期的に行われています。
個人的に遊んでいて楽しいと思う点
水を利用した治水ゲーム
街作りゲームは食料や、研究して新しいものを作るというイメージがありますが、このゲームで一番キモとなるのは水の管理です。それがとても面白い!
干からびて人間が滅んだポストアポカリプスという世界設定の通り乾いた世界が舞台となっており、乾季と水がある時期(雨期)が交互にやってきます。雨期には大量に流れている水をどうにかこうにかして、乾季を生きていかねばなりません。それこそがTimberbornというゲームです。
水には綺麗な水と、汚染された赤い水があり、それをどうするかも攻略のポイントになります。
たくさんの地形ごとにある「楽しさ」と「苦悩」
Timberbornは沢山のマップがあります。
広い物から狭いものまで、水が多すぎるものから謎の地形まで、Update6時点での公式マップは13。MODにも対応しており、プレイヤーたちが作った色々なマップでプレイすることも可能です。

「水を利用する」というゲーム性に対し、色々な地形でのプレイを楽しめるというのがマップの多さと非常に相性が良いと感じます。マップごとに違った対策をとる必要があるため、プレイの度に新しい発見があったり、物凄く悩んだりして遊んでいて違う驚きがあったりします。
これは最近遊んだ水だらけ、且つ256×256の広いマップです。これだけ水があっても、乾季になると全部水が引いてカラカラになるっていう悲しみ。

上のSSはYoutube動画シリーズで使った公式マップの【サウザンドアイランド】
異なる2つの種族

ある程度プレイすることで、2つ目の種族を使うことができるようになります。根本的に考え方や文化が異なる2種族となるので、ぜひ両方の種族でプレイしてその違いを体感して欲しいところです。

余りの違いに、自分はカルチャーショックを受けました……
ビーバーがかわいい


本当にかわいい(?)。
職業ごとに帽子やら装備やらをつけているので、このビーバーは〇〇で働いてるんだな!っていうのがわかります。せっせと働いている彼らを見ているだけで癒されるしニコニコしてしまいます。クリックすると謎の言語で喋りますよ!



自分はこのゲームのお陰でビーバーの虜になってしまったんスよね……
グラフィックの雰囲気が良い(個人的な好み)
基本フィールドはボクセルで描かれたマップでありつつも、水は物理演算でかなり自然に流れたり溢れたりします。ビーバーや建物、植物は普通の3Dであり、それらが良い感じにミックスされた画面です。


個人的には、このバランスの良いデフォルメ感が非常に気に入っています。
うちのGPUはGTX1650Superという絶妙なスペックですが、小さいマップの場合は設定を下げなくてもまだきつい!動かない!ということはありません。広いマップだとちょっと設定を下げたいなと思うことはありました。ちなみにプレイを始めてからしばらくすると、爆音が轟いています。(垂直同期は切っています)
Steamに記載してる最低スペックはGeForce GTX 950, Radeon R9 380 or similar、 推奨スペックはGeForce RTX 2070, Radeon RX 5700 or similarとなっております。



ガチにTimberbornのためにGPUを換えたい気持ちがあるッ
小ネタも好き
基本は英語ベースのゲームですが、日本語の翻訳は全く問題ありません。様々なものに、一口メモみたいなものが書いてあり、ビーバーの世界や文化を垣間見れる興味深いものとなっています。
個人的に大好きなのがマツの木の小ネタ。
立ち別れ ビーバーの森の 奥に生うる マツとし聞かば 今帰りこむ(作者不詳)


これは古今和歌集に収められている中納言行平(在原行平)の短歌のパロディで、ビーバーの森から離れるけれど、森の奥で松(待つ)と聞いたなら、すぐに帰ってくるよ、という意味っぽい。
ゲームの目標
とりあえず、『コレ作ったらクリアログみたいなのが出るよ!』という最終目標の建物があります。
(Update6で実装されました)



街作り系なので、基本的にここで終わり!というものは無いですが、最終目的の建物があるのは、自分としては(区切りとして)ありがたいと思っております。
ちょっとマイナス面かな という点
以下は、とりあえず4週プレイした自分が感じたマイナス面です。
治水工事が山場
ある程度、街が発達して安定してくるとぬるくなります。多分、水のやりくりを考えて工事が完了するまでがゲームプレイにおいての一番の山であり、楽しく感じるところだからだと思います。
マップの広さや難易度を上げることである程度はカバーすることはできますが、治水という根本のゲームシステムを考えるとしょうがないことなのかもしれません。
建築に時間がかかる
このゲームは色々な建造物を作れることも楽しさの一つです。そのためにはビーバーたちに働いてもらう必要があるのですが、これにかなり時間がかかります。
ゲーム内の倍速機能を使っても数時間かかる場合もあり、ゲーム内の街が安定している時は放置することもありました。ですので、もう少し早い倍速機能を実施して欲しいなあと思います。
MODに倍速機能を強化するFasterBeavernなるものがあるので、使うのも手かもしれません。
(MODはアップデートに対応しない場合もあるので注意)
おわりに
個人的には雰囲気がとても好きなゲームです。リアル過ぎない、いい感じのデフォルメなのがかなり刺さっています。現実世界の人間の街作りをするゲームは沢山ありますが、ビーバーが走り回って街を作るゲームは他にありませんからね!
設定で難易度を調整してプレイすることも可能なので、ただのんびりビーバーたちとの建設作業を楽しんだり、ひたすらハードに苦しい世界を生き抜くプレイも可能です。
2025年5月8日に、新しいUpdate7がやってきます。


どうやらジップラインでビーバーが飛んだり(!)するみたいなので、気になった方は是非是非チェックしてみてください。
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