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「歩くナイトのクレメンシー」メンタールレNo.107より

「今まで4年くらいプレイしてきたけど、こんな挙動のタンクさん初めて見た」

少女漫画のような書き出しから始まるメンタールレ追憶日記、107回目のルーレット時。

極稀にいろんな意味で記憶に残るCF回というのがあり、クリア後にも色々考えさせられたり悩んだりもします。「そんなの都市伝説じゃ?」「盛られた事なのでは?」「ありえないだろう」そう思っていた噂やネタに実際に遭遇してしまい、感情が上に下に揺れながらもただコンテンツクリアのために頑張る報酬目当てのメンターの日記。長めとなっておりますご注意ください。
 
 

ルーレット:メンター:キタンナ
適正Lv75-76
2020年8月上旬
ナ白DPS×2
(DPS2名のジョブはもう忘れてしまったけれど、タンクさんは適正Lvだった)

■初見アナウンス無し/Lv75+漆黒エリアなのもあり、全員FF14に適度に慣れてる人と判断
■私がヒーラー(白)
■自分のメンタールレ時のプレイ信条として『絶対にタンク前方を歩かない』というものがあるので、自分は必ずタンクの後ろを歩いていることを最初に記しておく。


212回の日記を書いた後に1か月くらい前の107回目のことを思い出し、こちらも相当に濃く記憶に残っているID回であったので、せっかくだし書いておこうと思った。(イメージSSはフェイスさんたちとの攻略回より)

◇ ◇ ◇

通常、突入時の挨拶が終わるとPTはタンクを先頭にして走り出すものだ。今まで何千回とIDで繰り返してきたように今回も私は「よろしくお願いします!」と普通に挨拶をし、コンテンツ攻略が開始されるのを待った。

が、全員の読み込みが終わり挨拶が終わってもタンクさんが走りださない。そういえばタンクさんは挨拶の発言ログが無い。もしかしたら中身が抜けていたりするのかな?シャキった瞬間にトイレに走る・・・なんてこともあるかもしれない。なんて思いつつ。

最初の待機時に言語の確認もしてみたけどタンクさんの言語設定は点灯しているのがJだけで、アンダーバーもJだから日本語で起動して日本語でプレイしている、つまり日本語は通じている。キーボードが無い人もいるだろうし、普通にPTが終わればそれでよい。

 

待つ。

タンクさんは動かない。トイレが長引いているのか。
ビジーな赤玉マークは無い。

DPSさんたちが困りはじめたのか少しウロチョロし始める。
私もなぜ動かないんだなぜだろう?、とウロチョロする。

3名がうろちょろして困っていると、タンクさんがついに動き出した。
よかった。

そのまま普通に戦闘が終了。そのまま次グループも終わり、普通にPTが進行して終わりそうだと思ったのも束の間、次のグループに向かって走ると思われていたタンクさんがいない・・・と思ったら立ち止まって静止していたのである。

先へ行くものと思い、前方に走っていっていたDPS1名が
(あれ?タンクいなんだけど?あれ?)的な雰囲気で戻ってきた。

タンクのそばで困惑しながら待つDPSとヒラ。DPSもヒラな自分も(もちろんタンクも)何もチャットで発言していないのだが、その場に満ちている無言の空気は3名の困惑であった。

 

なんだ、なんなんだ、どうしたんだ・・・。
やっぱりトイレか、お腹痛いのか。それなら言ってくれれば良いのにな。

待つ。

 

DPSヒラを包む不穏な空気の中、再びタンクが動き出した。

 

歩きで。

 

どうしてえええええ!!
どうしてわざわざ歩くのおおおお!

チャット欄では今まで通り誰も何も喋らないが、明らかにDPSヒラの3名はざわついた。

ゆっくりとタンクさんは歩き出し。
その先のグループを釣りそうな雰囲気で戦い・・・だそうとして再び止まった。

(DPSとヒラの自分:とまるんかーーーーーーい!)

DPSも自分もタンク後方で急ブレーキで止まる。タンクさんがそのまま攻撃するだろう的な空気だったので、あやうく先釣りしそうになる。こ、これはタンクの罠か!!!

しかし一体このタンクさんはどうしたというのだ・・・。なぜ止まったり歩いたりするのだ。回線の調子が悪いのかと思うが回線の調子が悪い赤玉マークは付いていないので正常なのだろう。

 

釣りそうな場所で再度止まったまま数秒。

 

だれも先へ行かないことを確認したタンクは再び歩き出し(×走り)、敵を実際に釣り、戦い始めた。それを見たDPSヒラは今度こそ攻撃をはじめ、コンテンツ攻略が再開されたのであった。このタンクさんは初心者ではなく、普通に移動したら「走る」になるところをわざわざ「歩いている」こと、そして敵を釣りそうで釣らないタンクの動きに私は「もしかしたらこのタンクさんは先釣りしないかどうかDPSヒラを見ているのではないか?」という意図を感じた。恐らくDPS2名も同じように感じたのではないかと思う。

これ以降、DPSと私はタンクの挙動をじっと見つめながらコンテンツを進行していった。DPSさんたちはこのタンクの謎の移動パターンに諦めというか順応し、タンクがいきなり止まったらスッと止まり、行き過ぎてしまっていた場合はタンクの後方にスススと戻って静かに待つようになった。

 

そしてこのタンクさんはナイトであった。
クレメンシーの鬼であった。

ちょっと減ったらクレメンシー。クレメンシー。クレメンシー。
MPは全て回復に使う。
タンクさんが特段柔らかいとかいうことはなく、普通の適正タンクさんである。

そのクレメンシー使いから見るに、全くヒーラーの回復を信じていない。
正に孤高のナイトであった。

私が白でプレイしている時の話だが、ID等でのタンクのHPが1割~2割減ってもケアルラ/ソラス的な回復スキルを使う事はない。単純にHPが回復しすぎて満タンで溢れる(オーバーヒール)ので、回復スキルを使った後にHPが8~9割程度に戻るような感じで使う。「ギリギリ粘ってでベネディクション」はさすがにレベリングIDの場合はタンクさんの心臓に悪そうなので、進んではやらない。

 

こんなにクレメンシーを使われるのは私のエオルゼア人生初だと思う。HP5割以下でクレメンシーを使うナイトさんは沢山居たし、使いたくなる気持ちも理解できる。しかし今目の前にいるナイトさんは、HPが1割へったらクレメンシーなのだ。昔の私なら「HPがミリ減っただけでクレメンシーかよ!!」とブチ切れていたかもしれないが、今ではもういい年こいた中年ヒーラー。単発回復をやめクレメンシーを使わなくて済むようにリジェネを使ってみたりして観察してみようという冷静さがあった。

いやむしろ、これはヒーラーに攻撃しろといっているのでは?とも思ったのだが、攻撃しすぎると「このヒーラー全く回復しない!クレメンシー大事!」と元々低そうなヒラへの信頼度がさらに下がりそうな気もして、ゴリラヒーラーになりきることはできなかった。

 

先釣りへの激しい警戒感と自らの傷は自らで治すというクレメンシー。
このナイト氏の過去に一体何があったのだろうか。
(いや本当にこれが先釣り警戒の現れなのかは分からない)

◇ ◇ ◇

 

そのクレメンシーをホリスピに使ってくれてもええんじゃよ?と思いながら先へ進む。
リリーは駄々余りだったので空打ちしながら消費していく。

その後も突然立ち止まることが何回かあり、その都度タンク以外の3名は毎回ドキドキしながら待機した(と思う)。静止したのちにゆっくりと歩きだし(その行動がPTの他3名の先へ急ぎたい気持ちを牽制しているのかどうかは分からないが・・・)戦う、ということを何回も繰り返した。

1ボスが終わり、2ボスへ行く途中のコウモリさんエリアにて、ナイト氏は多数のコウモリたちのタゲをとり、まとわりつかれながらゆっくりと歩いては攻撃し、そしてまた少し先に歩いて進んでクレメンシー、歩く、攻撃、歩く、という謎の緩慢な移動で前進していった。コウモリと散歩していたのかもしれない。

ここをコウモリと戯れながら、歩きで進んでいくタンクさんはさすがに初めてだった。

 

タンクさんはコウモリと散歩した後あたりからPTメンバーがもう先釣りをしないと判断したのだろうか(いやいやいやいやこのPTメンバーは一度も先釣りはしていない)、3ボス以降からは普通に走って移動するようになり、私は≪え、タンクさん歩かないんですか?≫と思ってしまい画面の前でフフっと笑ってしまった。

そして無事にコンテンツが終了した。

終わったーーー!と終了ムービーが終わり謎の達成感に満たされたその瞬間、タンクさんはシュッとPTから去った。あんなに道中はゆっくり歩いたり止まったりしていたのに、コンテンツが終わった途端に流星のように無言で去っていったのだ。

 

残された3人は宝箱を開けつつ普段のマナDCのように「お疲れさまでした」と挨拶をかわし、それぞれ足早に退出していった。なんだかんだでタンクさんに文句も言わず煽りもせず先釣りもせず、優しい人たちだったのだと思う。

CFには本当に色々な人が居るのだなと思うCF回であった。

 


 

キーボード勢あるあるの「いきなり走りが歩きになってしまって困った」ということもありえるのではないだろうかとも思ったが、歩きと走りを併用していたため恐らくないだろうし故意に歩きと走りを使っている。うーん、ある種のロールプレイをする人だったのだろうか。(ちなみにテンキーの/で歩きと走りが切り替わる)

個性的なタンク氏・・・彼はナイトであった。もしも戦士や暗黒、ガンブレのレベリングをする場合には当然だがクレメンシーがない。HPが減った時に戦士だったら、暗黒だったら、ガンブレだったらどうするのかちょっと興味がわいたところでこのID回の追憶を終了とする。

【メンタールレNo.107:『歩くナイトのクレメンシー』 完】

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